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2013年度中央労福協 全国研究集会が高知市で開催されました


主催者を代表して挨拶を述べる山本幸司中央労福協副会長
P6062828 2013年6月6日(木)~7日(金)、高知市のホテル日航高知旭ロイヤルホテルにて全国47都道府県、労働者福祉事業団体、労働団体他245名の参加で全国研究集会が開催されました。
会の冒頭、中央労福協副会長の山本幸司氏より主催者代表挨拶、高知県労福協会長間嶋祐一氏より開催県挨拶、高知県副知事岩城孝章氏より来賓挨拶があり特別講演に入りました。
集会一日目
■特別講演Ⅰ<賀川豊彦氏の理念から学ぶこと>
鳴門市にある「賀川豊彦」記念館館長の田辺健二氏の講演で日本の協同組合運動の父と呼ばれる賀川豊彦氏について、その軌跡、そして如何にして彼の協同組合思想である「相互扶助」「友愛」の理念が形成されたかが講演されました。
■特別講演Ⅱ<ICA国際協同組合同盟の2020年チャレンジ 日生協の展望>
P6062761 日本生活協同組合執行役員・青竹豊氏より、世界の協同組合慨況・ICA加盟組織が98ケ国・277組織になり10億人の組合員で1億人の雇用が創出され1.6兆ドルの事業高(2008年実績)である事が報告されました。
ネパール・モンゴルなどアジア地域や中東、欧州、北米、南米の協同組合の現況も合わせて報告されました。
ICA「協同組合の10年に向けたブループリント」では、2020年に向けた課題、参加しやすい組織へ、持続可能性を柱に、協同組合のアイデンティティを明確に、協同組合の成長を支える法的枠組み、アイデンティティを失わない資本の6つのテーマが掲げられており、その中での優先課題の解説があり、最後に日本の生活協同組合の現況と課題、東日本大震災の取組が報告されました。
(開催県を代表して挨拶する間嶋祐一高知県労福協会長)
集会二日目
■特別報告Ⅰ<ライフサポートセンター友の会運営紹介>
静岡県労働者福祉協議会事務局長の八木衛氏より「設立の目的と経過」、「今後の方向性と課題」の二つのテーマで報告頂きました。ライフサポートしずおかは2003年の県労福協の定期総会での相談活動のネットワーク化を推進する協議からスタートし、2005年に「生涯サポートセンター(仮称)」設立準備委員会を設置、2006年9月にライフサポートしずおか設立総会、同年10月に事務所をオープンし、静岡県内4本支部で生活相談や生きがい創出の事業活動に入っています。
□運動を担保する「ヒト、モノ、カネ」の三つの要素
2013年3月31日現在サポートセンター友の会会員は36,402名となり約50%が60歳以上の会員となっており、「ヒト」では高齢者に対しての一定の存在価値と役割を発揮していること、勤労者が集い支え合う活動を展開していくために、いつでも気軽に立ち寄れる「場づくり」とその活用の「モノ」、活動拠点づくり資金、生きがい仲間づくり資金など会員団体からの拠出金を確保し財政的裏付けの「カネ」の確保と三つの要素のバランスの良い取組が展開されています。
今後のサポセンしずおかの目標は自主福祉運動のサイクルを確立すること、「連帯・協同でつくる安心・共生の福祉社会」を作りあげていく事であるとの考え方が提起され報告が括られました。
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■パネルディスカッション<協同組合・労働運動の具体的な連携に向けて>
パネラーに連合副事務局長・木村裕士氏、労金協会副理事長・田中秀和氏、全労済常務執行役員・安久津正幸氏、日生協執行役員・青竹豊氏、労協連専務・古村伸宏氏、全労金執行委員長・石田輝正氏、コーディネーターに中央労福協事務局長・大塚敏夫氏でパネルディスカッションが行われました。
最後に中央労福協副会長・渡邉和夫氏の閉会の挨拶で全日程が終了しました。