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2016年度 幡多地区労福協「健康に関する学習会」開催

6月18日(土)14:00~四万十市社会福祉センターにおいて「健康に関する学習会」を開催しました。
演題:「元気にいつまでも生きる」
講師: 中村クリニック院長 石井英治 先生

元気に生きて幡多地区労福協研修会行くためには病気への予防が最も大切で、このことは江戸時代から言われてきている。
結論から言えば、
・禁煙すること(喫煙が最も体に有害)
・アルコールは適度に摂取すること(アルコール換算25g=25度の焼酎100ccまで)
・過食をしないこと(メタボだけでなく、食の欧米化により西洋の病気だと思われていた大腸ガンが増えてきている)
・適度な運動(有酸素)とともに、生涯を通じて適正体重を維持すること
・・・ここまでは自分でできるし、継続することが大切です・・・
・定期的な血液検査(血液検査をしないと分からない病気がたくさんある)
・予防接種(肺炎球菌ワクチンなど)
・感染症の検査(B型肝炎、C型肝炎はドックの数値が良くても専門的検査が必要)
・ピロリ菌検査  ・骨の検査(65歳以上の方) ・CT検査 など
・・・ここまでは科学的検査で費用も掛かるが、出来るだけ受けた方が良い・・・

そして、石井先生は消化器内科が専門ということで、胃カメラや大腸カメラなどの画像検査の大切さなどについて、実際の検査や手術の画像などを交えて、大変分かりやすく説明していただきました。
その中で、ガンの予防は難しいが、運動の効果が科学的に立証されているとのことで、
運動=○体重減(筋力増→シェイプアップ→気分が良くなる)○骨粗しょう症の予防(骨折の予防)、○睡眠障害の改善、○ガン発生予防、○うつ病改善、○認知症予防などへの効果がある。これだけの効果がある薬は今の世の中にはない。
一次予防では運動が最も有効であり、毎日の運動習慣を身に着けることが健康には一番大事であるとのことでした。(目標=1万歩)
今では、運動量や歩いた経路などが分かるなど、スマホなどの色々なアプリによって楽しく運動を行うことが出来るそうです。あまり無理をせず、週3回程度挑戦してみましょう!

<メタボがなぜいけないか>
動脈硬化症が起きる=血管が固くなり古い水道のように内部にコレステロールが沈着 ⇒ 血管の劣化・ ⇒ 心筋梗塞・脳卒中 のリスクが高まる。
心筋梗塞や脳卒中を発症すると、元に戻すことが出来ないし、脳卒中の死亡率は20%と高い。
*但し、後遺症が全く出ない方も20%程度あり、個人差がある。
<大腸・胃ガンについて>
厚労省のホームページにも、ガンのリスクを減らす生活習慣について掲載されているが、当然、これを完全に守ってもガンに罹らないと言う訳にはいかない。ガンは加齢が一つの原因であるから、年齢が上がれば上がるほど罹患率は高くなる。
したがって、検診を受け早期発見することが大切で、それには「カメラによる検診」が最も有効で、特に大腸ガンはポリープを切除していけば90%はガンにならないとの論文もあり、大腸ガン・胃ガンは治るガンの代表とのことでした。

*「大腸ガンは、かつて日本ではかからないと思われていたが、食生活や生活習慣の変化により増えてきた。」とのことです。健康寿命を延ばすためにも、適度な運動と生活習慣が大切であることは大変良く理解できました。~が、・・・さて実行は???・・・