2016年度高知県労福協研修会を開催
「南海トラフ地震に備えて」~自分・家族・顧客の命を守る~
- ~こんな場合どうする!? 具体的なケーススタディを通じて、しっかり考えよう!
2017年1月21日(土)に、高知会館にて2016年度高知県労福協研修会を各会員団体・退職者など多くの皆さんに参加いただき、65名の参加で開催しました。
講師は、高知市防災対策部地域防災推進課・防災士:山本美咲氏で、研修会に先立ち地域防災推進担当係長山中晶一氏より、
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- 地域防災推進課の取り組み報告があり研修会に入りました。
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- 研修会の冒頭、午後からの開催ということで講師より頭の体操と体の体操を行い研修が始まりました。過去の南海地震の歴史から、南海トラフ地震の起こる確率の高さの説明があり、いつ起こってもおかしくない状態であるとのことであった。
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地震想定のレベル1(昭和の南海地震)・レベル2(東日本大震災)の紹介があり、地震で最初にやってくるのは揺れであり、スクリーンによる「阪神淡路震災」の映像にて揺れの怖さを実感し、その後津波の動画では、海に近い「釜石市役所の撮影動画」、少し海から離れた「宮城県多賀城市の動画」で、海からの距離・地形により、津波の波力・波の勢いの違いが説明された。津波の想定では、地区により津波の到達時間や深さが違い、高知市ではかなり広いエリア・広域に渡って、1時間以上経過してから津波が来る場合もあり、津波がすぐ来ないからと言って、避難をやめてしまうとその後、来ることもあり時間も非常に大切なポイントになるとのことであった。自宅や事務所での転倒の防止対策が重要とのことで、転倒の恐れのある物は固定し、配置の見直しや避難経路を確保するためのレイアウトを見直すことが大切であると説明があった。参加者へ配布されたワークシートによる具体的なケーススタディにて、自身の行動の想定内容の確認を行った。これらがもしもの時の
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- 対応につながる、「事前の極意」であり、具体的には今日のような研修で、知識を取得し、自分だったらどうなのだろうとイージトレーニングを実施し、今後各事業所や、地域での防災訓練、AED・心肺蘇生法や消火器の使い方の訓練など積極的に参加する。もし自分が出来ないのであれば、大きな声を出して、「医療関係者の方いらっしゃいませんか」「消火器の使い方わかる方いらっしゃいませんか」と周りに助けを求めることも大切であるとの説明があった。地震発生後、揺れから命を守り、津波から命を守り、そして命を繋ぐということが始まる。命を守った後、避難所生活の話があり、参加者の理解が深まった。
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最後に、講師より「皆さんの大切なご家族がどこに避難するか、必ず共有しておいてください。ご家族の安全が確認できないままでは、職場の対応とかお客様の対応もなかなかままならないと思います。安否確認の方法もありますので、ぜひ皆さん