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2017年度 高知県労福協研修会開催(高知・幡多)

    高知県労福協・幡多ライフサポートセンター研修会開催
    2017年7月20日(木)高知会場(146名)・7月19日(水)四万十市会場(93名)
    講演:「認知症の基礎知識と認知症予防のヒント」
    講師:堀口直子氏 長崎県出身・武蔵野音楽大学ピアノ科卒業(3000曲レパートリー)
    • ★まず、自己紹介の中で4歳のころからピアノを習い、絶対音感を体得さ

    れたとのことで、全ての音が音階で認識できる。1回聞いた音楽は絶対忘れないため、レパートリーが3000曲にもなってしまった。

 

    ★この仕事を始めたきっかけは、介護施設で演奏を行う中で皆が知っている音楽を演奏すると大変喜ばれた。また、失語症の方でも歌を歌えるという説もあるほど、音楽にはパワーがある。これを広げて何かの役に立てたいと思うようになった。もう一つは、祖母が認知症を発症し、その後意識不明の危篤状態になったため、何かしてあげようと思い、祖母の大好きな「矢切の渡し」を耳元で歌うと、3回とも呼吸器の方にハッとした反応があった。音楽が何かを変えているなと感じた。余命4日と言われていたが、4ヶ月後は話せるまで回復(認知症は治らず)し、2年6か月後に亡くなった。(この間両親が歌って聞かせていた。)このような経過から、「日本音楽レ・クリエーション指導協会」を設立し活動を開始することになった。

    • ★脳のメカニズムと役割は、大きく分けると前頭葉(思考・判断・感情他)頭頂葉(運動他)後頭部(視覚他)側頭葉(

    記憶他)の4つに別れる。では、音楽はどこの部位が活動するのか?⇒脳全体を使う。⇒脳の活性化を促す。人間の行動は、脳が全て支配しているので音楽から生まれる感情は行動をも左右する。自分の好きな歌を歌うと、気分が良くなり元気になる感覚も経験した方も多いと思うが、自分なりのテーマ曲(リラックスできる曲やストレスが発散できる音楽)を持つとよい。
    ★認知症患者数の推移については、2015年の統計では550万人(予備軍:450万人)となっているが、団塊の世代が75歳になる2025年には730万人(予備軍580万人)になると言われている。(予備軍の50%が認知症になるとのこと)

認知症は誰でも必ずなる。ならずに亡くなった方は、認知症になる前に亡くなっただけで、70歳で認知症になるか100歳もしくは105歳でなるかの違いです。

したがって、体の健康と共に「脳の健康」をいかに維持していくことが大切かということになりますが、その維持について「運動と音楽、コミュニケーション」を取り入れたレクリェーションが効果的と考えている。

また、高血圧や糖尿病などの生活習慣病も認知症のリスクが上昇すると言われており、健康的な生活習慣を心がけることも重要です。

以上のような内容と共に「脳トレ実践!」として、実際に歌を歌いながら指を動かす運動を行うなど、ユーモアを交えての大変解りやすい講演でした。