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- 「貧困や社会的孤立に陥らない地域をつくろう」をテーマに
2018年6月4日(月)~5日(火)、岡山市「ホテルグランヴィア岡山」で、全国47都道府県の地方労福協、事業団体、労働団体334名の参加で高知県労福協より6名が参加しました。
開催にあたって、中央労福協神津里季生会長、開催地の伊原木隆太岡山県知事、大森雅夫岡山市長、岡山県労福協の金澤稔会長、の挨拶があり講演に入りました。
講演Ⅰ「生活困窮者自立支援制度の意義と制度の見直し・地域共生社会の実現に向けて」
厚生労働省 社会・援護局 生活困窮者自立支援室 本後健氏
本後講師は、断らない支援を実践していくことが生活困窮者の存在を「見える化」することになる。そして、支え手と受け手という関係を越えて、地域のあらゆる住民が我がこととして参画し、地域のコミュニティを醸成することが必要であると話された。
講演Ⅱ「若者支援活動の“これまで”と“これから”」
特定非営利法人NPOスチューデント・サポートフェイス 代表理事 谷口仁史氏
谷口講師は、アウトリーチ(訪問支援)と重層的な支援ネットワークを活用することで総合的な支援体制を確立し、すべての子ども・若者が「安心」と「希望」を抱ける地域をつくることが重要であると力説された。
- ≪サブテーマ:支え合い・助け合いのネットワークを広げよう!≫
- 事例報告①「コープおかやまの取り組み」
㈱コープファームおかやま 専務理事 眞木貴正氏
- 事例報告②「“ともに”はたらき仕事を起こす」
ワーカーズコープ中四国事業本部 事務局長 牛草賢二氏
- 事例報告③「若者の学びと成長を支える~奨学金ネットワークの構築」
北海道奨学金ネットワーク 事務局長 鈴木隆司氏
- 事例報告④「沖縄県 ろうきん・全労済 働く仲間のゆめ・みらい基金について」
沖縄県労福協 事務局長 岡野みゆき氏
- 事例報告⑤「子どもの貧困対策への取り組み」
徳島県労福協 専務理事 林善章氏
- パネルディスカッション
- パネラー
- 眞木 貴正氏:コープファームおかやま
- 牛草 賢二氏:ワーカーズコープ中四国事業本部
- 小関顕太郎氏:北海道労福協
- 岡野みゆき氏:沖縄県労福協
- 林 善章氏:徳島県労福協
- コーディネーター:花井圭子中央労福協事務局長
今後も、助け合い、支え合う共助の取り組みや生活困窮者への生活・就労支援等を、全国に広げていくことの大切さを学んだ研究集会となった。