労働法ワンポイント出前講座！
2022年12月20日（火）、高知市立南海中学校の3年生を対象に（受講者42名）「労働法ワンポイント出前講座“働くときに知っちょきたいこと”」を開催しました。講師は連合高知西村副事務局長をお迎えし、高校進学にあたってアルバイトをすることを想定したうえで「働く前に知っておきたい事」や、社会における差別・ハラスメントを主に講演をしていただきました。
今回の「労働セミナー」では、参加した生徒に講演後にアンケートを実施しており、その内容を少しご紹介させていただきます。
アンケート質問「労働セミナー〝働く前に知っておきたいこと“のContentsで興味を持った項目にチェックしてください」では、6つに分けたContentsについて、複数回答可で回答してもらいました。
一番多い回答は「採用面接のときに気をつけること」30回答（71.4％）でした。これは、高校進学にあたりアルバイトをすることを想定して回答したものと思われますが、これからの将来への不安や期待から回答数が多くなったと思われます。また、3番目に多い回答で「働くことの意味」19回答（45.2％）は、講演のなかで、「働くことはそれぞれに理由は違うが、やりがいや目的・目標を持って働くことは“より良い人生”に繋がる」という講師の話に共感した傾向がみられました。
また、「今回の学習を通して自分の評価」についてのアンケート結果では、参加した8割の生徒が「興味・関心を持って参加することができたと」回答しています。これは、周囲の大人（両親や兄弟）の働く環境を見る中で、自分たちが今後どのような境遇に置かれるのかということに対して、セミナーの内容に興味・関心があるように見受けられました。
講演の最後には、講師から高校受験に挑む生徒に向けて「残り少ない受験までの時間を、改めて自分と向き合う良い時間にしてほしいと思います。そして、“自分らしさ”を失うことのないように過ごしてください。」というメッセージを送り講演を終了しました。
講演後には、「コロナ禍差別・偏見について」「県内に最低賃金より低い賃金の職場があるのか？」「働き始めたときに、賃金を上げたい時はどうしたらいいのか？」など、具体的な質問が数多く出ました。
